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2014桜だより:春日川編

平成26年4月6日(日)

 そろそろ桜の写真も少なくなってきたので、撮り貯めた今年の桜花をアップします。和歌を添えて。
 まずは、お家の近くの春日川(高松市)の河川敷で撮影したものです。遠くに見える台形の山は源平合戦の“屋島”です。ここの桜、年々鮮やかになっているような気がします。関係者の丹精が判ります。

花見
花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに(小野小町)

屋島を借景
桜花(さくらばな)、今ぞ盛りと、人は言へど、我れは寂しも、君としあらねば

流れ雲と桜花
春霞 たなびく山の 桜花 見れどもあかぬ 君にもあるかな

春も盛りに
ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ

花見客
いにしへのならのみやこの八重桜  けふ九重ににほひぬるかな

縦
桜花 散り交(か)ひ曇れ 老いらくの 来(こ)むといふなる 道まがふがに
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青春18切符の旅:尾道編その2

平成26年4月5日(土)
 名残を惜しみながら向島の待合所(バス停)を出た私どもは、次の渡しで尾道市街に戻りました。

尾道水道
尾道水道

 『転校生』の撮影が行われた『御袖天満宮』にでも行こうかと思案しながら、でもお腹も空いたので、ラーメンでも食べようと中国銀行尾道支店辺りをふらつきましたが、そこで目についたラーメン店は、午前11時過ぎだというのに長い行列です。テーマパークですら並ぶのが嫌いな私は、結局、山陽本線のガード下を潜って、目についたお店でワッフルを買って、食べ歩きすることに。ロケ地MAPに感謝しながら、階段をのそのそと登り、出会った猫ちゃんを記念撮影。やっとのことで、天満宮の門前まで辿り着きました

路傍の猫
路傍の猫ちゃん。曰く「何か」

御袖天満宮に至る階段
御袖天満宮に至る階段

 急な階段。石垣の桜が美しい。境内の大楠の緑との絶妙のコントラスト。映画ではこの階段を主人公の男女(中学3年生)が転がり落ちて、互いに心が入れ替わるという設定です。本殿前から見下ろすと結構な急階段です。遠くに千光寺のロープウェイを望めます。リュックを背負い、ウォーキングを楽しんでいるらしき少人数の集団があとからやって来ました。坂道が多い尾道はきつめのお散歩にはちょうど良いのかも。

石段のサクラと大楠
石垣のサクラと大楠

御袖天満宮
御袖天満宮

転校生の階段
映画「転校生」の階段

 階段を下った私どもは、正午を少し回っていたので、昼食場所を探し始めました。件(くだん)のラーメン店は行列がさっきより長くなっていたので、あっさりスルー。ふらふらと路地を彷徨っていたところ、たまたま鉄板焼きのお店(ままかり家Ⅱ)が目に入ったので立ち寄ることに。カウンター席と座卓を足しても10人がいいとこ。カウンターに座って、メニューにあった「牛すじコン玉」と「砂ズリ&豚玉」を注文して、それぞれ半分ずつ食べることにしました。そして、生ビールも分け合って、ふー(^.^)。

ままかり家Ⅱ
ままかり家Ⅱ

ままかり家Ⅱ店内
店内カウンター席

牛すじコン玉
牛すじコン玉

砂ズリ&豚玉
砂ズリ&豚玉

 そのお店を出て、商店街を尾道駅方面へあてもなく歩いていると。今度は美味しそうなラーメンの写真が立て看板に。値段も手頃だったので、つられて思わず入ってしまいました。少し奥まったお店(東方記)のドアを開けると、カウンター席が4人分。4人掛けの椅子席が3。こぎれいな店でした。やっとのことで「尾道ラーメン」にありつく。表面に油の膜があって熱を逃がさないようになっていて、アツアツ。とても美味い。相当満足。

東方記
東方記

店内の様子
店内カウンター席

メニュー
メニュー

尾道ラーメン
尾道ラーメン

 尾道駅に向かう街道に出ると、踏切の向こう側に“名残の”満開の桜が。尾道城も入れてパシャリ。そして、福山行きの電車に乗って、尾道を後にしました。

名残の桜
名残のサクラと尾道城

青春18切符の旅:尾道編(その1)

平成26年4月5日(土)
 尾道で思いつくのは、『大林信彦』監督の尾道三部作です。今回の旅は、その撮影場所を巡ってみようと思い立っての再訪でした。尾道駅に降り立ったのは、桜が真っ盛りの季節で、尾道水道沿いのプロムナードや尾道の丘陵地帯にも疎らに美しく咲くさくらが旅情を醸しだしてくれるのでした。

尾道駅前
尾道駅前

尾道水道沿い桜並木
尾道水道沿いのプロムナード

 尾道三部作は、『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』が、新三部作と言われる『ふたり』、『あした』、『あの、夏の日-とんでろ じいちゃん』があると、駅前で配ってくれたロケMAPに書いてありました。その中で、今回は実際に観たことがある映画『転校生』と『あした』に所縁(ゆかり)の場所を訪ねてみました。

 駅前から、水道沿いの遊歩道を、生憎の小雨交じりのどんよりとした空模様の中、ゆっくりと東に歩を進めて行きました。尾道と水道を挟んだ反対側に「向島」があります。ここは小さい造船所が幾つかあって、背の低い山にはミカン畑もあるという瀬戸内ではよくある雰囲気の島です。そこへ渡るには、もちろん立派な橋も架かっているのですが、渡し船(19トンの小型フェリー)を利用してというのが手早いです。渡し船も3航路ぐらいあるようですが、私どもは映画『あした』の中で、出てくる『三高汽船』の船着き場待合所のロケセット(兼吉のバス停)にほど近い港に渡れる「尾道渡船」のフェリーに乗船しました。乗船時間は5分程度であっという間の船旅。おひとり様100円。

にゅーしまなみ
フェリー「にゅーしまなみ」(尾道渡船:これで向島に渡りました。)

 船着き場を降りて振り返ると、尾道の山肌に張り付いているような、階段状の街並みが目に飛び込んできます。まるで海の上に浮かぶ島のような光景。思わずシャッターを押しました。

向島から望む尾道市街
向島から望む尾道市街(千光寺や展望台などが見えますね。)

三高汽船待合所
三高汽船「御調島船着き場」待合所(現兼吉バス停)

 白いペンキが塗られた木造の待合所の中には、映画『あした』に関する資料などが展示されていました。その中に、映画に登場する『呼子丸』の運航基準図が掲示されていました。これは、呼子丸が海上をどのような航路でどこからどこまで走るかを図面にトレースしたものです。実際に走る船にもそれはあります。運航管理規程の別表であり、通常の天候の場合に走る航路(第1基準経路)と荒天時に走る航路(第2基準経路)とが定められていることが普通です。

待合所内部2
待合所内部(乗船券販売窓口)

待合所内部
待合所内部(呼子丸の資料が展示されていました。)

運航基準図
『呼子丸』運航基準図

 呼子丸の運航基準図には、呼子丸の航路が、尾道港を出発し、因島の田熊港を経て、御調島の呼子浜港まで描かれています。因島(田熊)や生口島は実在しますが、二つの実在する島の南に描かれた『御調島』、『冥王島』は実在しない想像上の島です。ネタバレになるので、これ以上映画の内容は記述しませんが、この船は映画の中でとても大きな役割を果たします。この映画、機会があれば是非ご覧になることをお奨めします。

 ところで、呼子丸は木船のため船底が腐り沈没してしまったそうで、残念なことに今は現存しません。なので往時の写真を掲載します。現地では再度の建造を期待する声もあるようですが。(尾道編は、その2に続く)

在りし日の呼子丸
在りし日の呼子丸

青春18切符の旅:天領「倉敷」編

平成26年3月21日(金)
 青春18切符をご存じだろうか。JRの普通列車などに乗り放題できる切符のことで、一枚の切符で、例えば1人で利用する場合は5日間、5人で利用するなら1日間乗り放題になるのである。発売額が11,500円/枚であるから、1回当たり2,300円となる。うまく利用すればお安く観光できる。常時発売されている訳ではなく、春、夏、年末に利用できるように発売されている。まとまったお休みが取れるのであれば、相当遠方にも出掛けられる。まことに良い切符である。詳しくはウィキペディアでご覧になってください。

車窓から
青春18切符とビール・おつまみ

 さて、わたくしと家内は、この切符を携えて、サクラ開花前の天領「倉敷」へお出かけました。最寄りのJR四国の木太町駅から倉敷駅まで、通常であれば往復3,660円ですから、2,300円なら随分お得感があります。まして高松~岡山は特急列車が走っていません。快速電車(マリンライナー)を利用すれば、高松から1時間ほどで岡山、岡山と倉敷は20分弱ですから、おにぎりとビール1本・おつまみがあれば程よい(ほろ酔い)旅が楽しめるのです。なにしろ車を運転しなくてもよいのが魅力です。

町並み
倉敷の街並み

路地裏の花
春を告げる路地裏の花

 この日は、時折、ポツリポツリと雨が降ったり、と思ったら晴れ間が見えたり、肌寒い1日でした。ですが、晴れ間を見つけてはシャッターも切り、雨を避けては甘味(何故か篠山の黒豆ぜんざい←美味い)も賞味できました。そして、いつかお披露目できると思いますが、家内が選んだ“にゃんこ先生”も、私どもの旅に仲間入り(購入)しました。(^.^)

河岸の風景2
まだまだ観光客の少ない美観地区河岸の風景

河岸の風景3
少し目線を下げたアングルで(青空が垣間見える)

 午前9時頃には現地に到着していたので、観光客も疎らで写真を撮るのにあまり気を遣うこともなく、路地や倉敷館(洋風の木造観光案内所)などの撮影ができました。倉敷館の2階からも初めて撮影しました。木製の窓枠越しの風景も、タイムスリップ感があって良い。

倉敷館
木造の倉敷館(観光案内所)

倉敷館から2
倉敷館2階からの展望(この時は傘をさす人影が)

倉敷館から
同じく2階からの展望(かすかに柳の芽吹きが)

路地裏の花嫁
路地裏の花嫁(白無垢に角隠しが見えます)

 ところで私の云う倉敷とは“美観地区”のことですが、その真ん中を流れる倉敷川河岸の柳が芽吹き始めていました。春の気配に誘われて、1組のカップルが神前結婚式後の写真撮影の一環と思われますが、厳かな木遣りに送られて、手漕ぎの船で川に乗り出して、大勢の観光客(最近は外国人が多いのですが)の注目を集めていました。日本の伝統的な古の風景(行事)とでもいうのでしょうか、なんとなく嬉しく思えたのは歳をとったせいでしょうか。

河岸の柳
柳の芽吹き

嫁ぐ日
嫁ぐ日(木遣りが聞こえてきませんか)

路地裏の花2
路地裏の花(菜の花の黄色が目に沁み込みます)

嫁ぐ日2
嫁ぐ日

俄か写真家を喜ばす、夜景イベントも予定されていましたが、寒いのでこの日はあかるいうちに帰路につきました。
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