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まほろばの吉備路(その4)

平成23年8月20日(土)
 作山古墳には結局登ることなしに、古墳脇の切り通しを抜け、小さい集落の端っこに出た私の目に飛び込んできたのは、見渡す限りというのは少し大げさですが、広めの田園風景と小高い山並みの中に凛とたたずむ「備中国分寺」の五重塔でした。これこそは吉備路のシンボル的存在にして多くの吉備路ファンが崇敬する山里の風景なのです。あ~来て良かった。20数年前と変わらぬ風景がそこには残されていました。開発が進んで折角の景観を壊すような高層マンションなどが建っていたら興ざめだなあなんて考えていましたが杞憂でしたね。

吉備路五重塔
吉備路五重の塔
国分寺山門
国分寺山門
備中国分寺高札
備中国分寺高札
客殿
国分寺客殿と勅使門
備中国分寺伽藍配置図
伽藍配置図

 私にとって岡山県は第2の故郷だと思っています。二十歳の4月から25歳の3月までの5年間を岡山大学の法文学部(第二部)に通いました。親元を離れて初めての独り暮らしで、貧乏だった私は、通学途上にある「入矢商店」(食料品店)の中年夫婦にいろいろ安い野菜をただでもらったりというような援助をしていただきながら、何とか卒業・就職できたのでした。今の暮らしの原点がそこにあります。ということもあって、岡山県は昔のままであって欲しいのです。雲一つない青空に浮かび上がる烏城、夕日を照り返す旭川、白壁まぶしい倉敷、田園の吉備路。

キョウチクトウの花
キョウチクトウの花

 さて、国分寺の境内には、平山郁夫画伯がスケッチした地点を記した石碑がありました。

平山郁夫画伯の記念碑
平山郁夫記念碑
五重塔
五重塔

 風景画の題材は、どこにでもあるようで、どこにでもあるというものではありません。心の琴線に触れるものが、情動が必要だと思います。対象の背景に人の情念のようなものがあれば、自然と筆が走るのではないかと思います。同じ寺社・仏閣を眺めても、過去に誰かと一緒に眺めたとかの経験があれば感じ方は変わると思います。美しいものをそのままに映すのであれば写真で充分ですよね。更に現代のデジタルフォトの時代は、対象の色・フォルムすら思い通りに変えられます。でもね、そこにあるものはただ綺麗なものではあっても、どこか空々しくて、こころに残りません。ハワイの空の色、海の色、山の色、これらは、有名な写真家が無数に捉えていますが、行って実際に観たことがなければ、結局はただの“かきわり”にすぎません。

こうもり塚への道標
こうもり塚への道標

 これに対して、対象の形、色、空気をこころに映して、こころで感じた形、色、空気に昇華させて、思いのままにそして情念(歓び、愛、恨み、悲しみとか)をエッセンスとして付け加えていきながら対象を描く。これこそが芸術なのだと思うのです。映画やテレビドラマで、主人公がいた街・風景を、自分も感じたいという感覚もこれに似たものがあると思います。てか、いったい何を云いたいのだろう?とにかく、備中国分寺の風景をお楽しみくださいませ。

国分寺本堂
本堂(あ、雨粒が・・・)
大師堂
大師堂

    つづく(次回は旅の終着駅「吉備津神社」編です。)
 
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まほろばの吉備路(その3)

平成23年8月20日(土)
 午後1時40分、総社宮を後にした私はおよそ20年ぶりで備中国分寺を目指すことにして南進。約1.5㎞を約15分で歩き「やよい広場」に辿り着きました。それは自転車道の途中にある休憩所であって無人の案内所でもある施設です。各方面への道標や復元された高床式の倉庫ようなものもあって、良い目印です。お陰で迷わずに備中国分寺への道を歩むことができました。

やよい広場看板
やよい広場案内標識
やよい広場
やよい広場

 ここで、この日歩いた行程を紹介します。下に掲載した地図の左側総社駅から右側の備前一宮駅までの約15㎞です。

吉備路
行程図(備中総社駅~備前一宮駅)

 標識にあるように、やよい広場から「作山古墳」までは、広大で緑豊かな稲田の中の道を約1.4㎞歩きます。この時点では雨は小康状態に。午後2時13分、古墳は背が低い小山といった趣で、駐車場脇から小径が上に続いていました。近づき過ぎているため全体像がわかりません。下のリンクから入っていただくと、航空写真で全体が確認できます。

自転車道道標
自転車道案内標識
作山古墳
作山古墳(前方後円墳)

 ウィキペディアによると『作山古墳(つくりやまこふん)は、岡山県総社市南東部に位置する古墳時代中期の前方後円墳である。(中略)国の史跡。5世紀の中頃、古墳時代中期に造営された古代吉備王国の豪族の墓と思われる。全国で9位の規模の古墳で、岡山県下では造山古墳に次いで2位の規模である。』とあります。

作山古墳高札
作山古墳高札

 古代吉備王国に思いを馳せながら私の旅は続きます。

作山古墳航空写真 吉備路観光案内(KIBIJINET)から
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