福岡県北九州市『門司港レトロ』の旅(その2)

平成27年8月30日(日)
久しぶりのアップになりました。今回も門司港レトロの旅の続きになります。

関門橋
関門橋(門司港から撮影)

「門司港」は、古くは「馬関海峡」と呼ばれた、大小様々な船が行き交う関門海峡を挟んで「下関」に対峙する港です。この辺りは、源氏平家の壇ノ浦の戦い、宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘、馬関戦争など歴史に名を残す事件が起こった場所としても有名です。その地形や海象が少なからず色々な場面で影響を及ぼしたのかもしれません。日本でも稀にみる蛇行する狭水道で、潮流がすこぶる速く、まさに「海の難所」です。コンテナ船、輸送船、自動車運搬船などの大型船の通行には、水先案内人(パイロット)の乗船が義務付けられていて、数少ない海上保安庁のマーチス(海上交通センター)も設置されています。マーチスは瀬戸内海の備讃瀬戸や来島海峡など、船の往来が多く、地理的・海象的に船の通行が難しい海上衝突事故の多発地帯に設置されていて、通行方法を知らない外国からの大型船などに航路の通行方法の案内や注意喚起をして大事故を未然に防ぐために設置されています。

窓際からの風景
喫茶店の窓を通した景色。画面中央部の灯台がとても良いアジを。遠景は下関の街並み。

門司港桟橋
門司港桟橋

門司は地理的には東アジア(中国や韓国など)と、そして古くは北海道と難波(大阪)を結ぶ北前船交易にとって、海上交通の要衝であり、その恩恵により発展を遂げた港(湊)なのだと思います。したがって、街にはその歴史の証左と思われる多数の建築物が記念碑的に残されているのです。今回、門司港レトロを訪ねた理由は、そのような遺物を自分の眼(とカメラ)で確かめたいとの思いからでした。

また、大好きなイラストレーター「わたせせいぞう」や「林芙美子」の生誕地(下関とも)、バナナのたたき売りの発祥地であるとは、ここに来るまで知りませんでした。そんな小さな発見も旅の楽しみのひとつかもしれませんね。

碑文
碑文

それでは、レトロの街並みや夜景などの写真をご覧くださいませ。

レトロの街並み①
門司港ホテル前の旧大阪商船

レストランシップと遊歩道
レストランシップと波止場の遊歩道

レトロの街並み②

猿と猿回しのおじちゃん
最初に私どもを迎えてくれたのは、猿と猿回しのおじさん。猿がおじさんを眺める目つきが妙に人間的でハットしました。

旧大阪商船
旧大阪商船 「わたせせいぞう」展が開催されていました。

旧門司税関
旧門司税関

空撮②
展望台から

夜景①
夜景

親水公園から
親水公園から臨む船溜まり

旧門司三井倶楽部
旧門司三井倶楽部

空撮①
展望台から

夜景③
夜景

夕暮れ
夕暮れの船溜まり

門司港夜景
門司港と門司方面 ガラスに室内灯が写り込んでいます。門司港駅は工事中で覆われています。

夜景②
船溜まり夜景

「わたせそうぞう」のイラストをご覧になりたい方

今回は生憎の天気でしたが行って良かったと思っています。そして、また訪問したいなとも。
今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
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福岡県北九州市『門司港レトロ』の旅(その1)

平成27年8月30日(日)
 今夏も青春18切符を利用して、いろいろな場所へお出かけしました。前回アップした窓辺の一枚も、そんな旅で訪れた街のホテルからの眺めでした。一泊二日の旅でしたが、2日目は朝から予想通りの雨だったので、写真撮影もできず、少し残念な旅でしたね。

門司港ホテルと門司港展望台
門司港ホテルと門司港展望室(右奥の高層マンションの一室)

 この日、私どもは午前4時35分高松発岡山行のマリンライナー2号(始発)に飛び乗りました。ご存じのとおり、青春18切符は特急などは利用できませんから、快速とか普通電車を乗り継いでの旅となります。したがって、遠方に行く場合には、始発で移動するのが効率的なのです。とはいえ、マリンライナーは、通常多くても、6駅(高松~坂出~児島~茶屋町~早島~妹尾~大元~岡山)で停車し、所用時間も50分余りですが、何と始発便は、理由は判りかねますが、15駅に停車し、1時間10分も掛けて岡山に着くのです。何か最初に疲れます。

 さて、岡山からは山陽本線を白市・徳山・岩国・下関・門司で乗り継いで、最終目的地の門司港駅に到着したのは13時42分でした。延9時間7分。

徳山駅
徳山駅

 普通に切符を買うと7,570円/人。チケットショップで購入した青春18切符なら、2,370円-100円=2,270円/人。差額5,300円。日曜日で割引になるホテル宿泊代(朝食付き)の約半額がチャラとなります。これを安いと思うか、バカバカしいと思うかは皆様方のご判断です。確かに時間はかかりますが、居眠りしたり、ゲームしたりしていると、いつのまにか時間は過ぎているものです。因みに新幹線「のぞみ号」を利用するとして、常識的な時間(午前7時45分)に高松を出発すると、門司港には11時前に到着します。運賃料金は12,380円ですね。昔、こんなキャッチコピーがありました。「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く。」。なるほど早い旅は、旅先で時間にゆとりをもてて、その分、物見遊山でお金を沢山消費するだろうと思っているお歴々もいらっしゃいますが、余程でないと一度の旅で使えるお金には限りがあります。交通が便利になりすぎると逆に日帰りも可能になり、存外、企みどおりとはならないような気がします。そこそこ便利が一番なのかもと私は思う訳です。高松と門司港の距離約351㌔、青春18切符で約9時間。高松と宇和島市の距離約236㌔、同様に10時間。この辺りに課題があるような気がする今日この頃です。

 ところで、門司港レトロについては、ご存じの方も多いと思います。

 門司港レトロ

 今回の旅の目的は、上記のリンクにあるようなレトロな建物群と夜景の撮影でした。お昼過ぎに到着したので、夜までには時間の余裕もあり、ご飯を食べたり、幾つかの施設に入館したりもできました。残念だったのは、一番撮影したかった『門司港駅』が改修中で撮影ができなかったことでした。旅をしていると、そんなことは結構ありますが、後ろ髪を引かれる様な心もちです。宿題ですね。

焼カレー
門司港名物『焼カレー』 この日はとても蒸し暑かった。ガラスコップの水滴が冷たそうですか。

門司港レトロの記事は続きます。たぶん。
今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

雨の日の窓辺からの風景

平成27年9月6日(日)

 雨の日は、窓辺でYoutubeからエンドレスで流れてくる“ジャズ”か“ボサノバ”を聴きながら、ぼんやりと外の景色や窓に貼り付いた雨粒を眺めているのが好きです。

窓辺
この写真は、とあるホテルからの眺めです。何処か判りますか。まあ、後日、そのお話はさせていただきますね。

そして、今、聞いているのは、これです。↓

 スローなジャズ&ボサノバBGM!カフェMUSIC!ゆったりカフェミュージック!
(※コマーシャルはスキップしてくださいな。)

今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。

青春18切符の旅:尾道編その2

平成26年4月5日(土)
 名残を惜しみながら向島の待合所(バス停)を出た私どもは、次の渡しで尾道市街に戻りました。

尾道水道
尾道水道

 『転校生』の撮影が行われた『御袖天満宮』にでも行こうかと思案しながら、でもお腹も空いたので、ラーメンでも食べようと中国銀行尾道支店辺りをふらつきましたが、そこで目についたラーメン店は、午前11時過ぎだというのに長い行列です。テーマパークですら並ぶのが嫌いな私は、結局、山陽本線のガード下を潜って、目についたお店でワッフルを買って、食べ歩きすることに。ロケ地MAPに感謝しながら、階段をのそのそと登り、出会った猫ちゃんを記念撮影。やっとのことで、天満宮の門前まで辿り着きました

路傍の猫
路傍の猫ちゃん。曰く「何か」

御袖天満宮に至る階段
御袖天満宮に至る階段

 急な階段。石垣の桜が美しい。境内の大楠の緑との絶妙のコントラスト。映画ではこの階段を主人公の男女(中学3年生)が転がり落ちて、互いに心が入れ替わるという設定です。本殿前から見下ろすと結構な急階段です。遠くに千光寺のロープウェイを望めます。リュックを背負い、ウォーキングを楽しんでいるらしき少人数の集団があとからやって来ました。坂道が多い尾道はきつめのお散歩にはちょうど良いのかも。

石段のサクラと大楠
石垣のサクラと大楠

御袖天満宮
御袖天満宮

転校生の階段
映画「転校生」の階段

 階段を下った私どもは、正午を少し回っていたので、昼食場所を探し始めました。件(くだん)のラーメン店は行列がさっきより長くなっていたので、あっさりスルー。ふらふらと路地を彷徨っていたところ、たまたま鉄板焼きのお店(ままかり家Ⅱ)が目に入ったので立ち寄ることに。カウンター席と座卓を足しても10人がいいとこ。カウンターに座って、メニューにあった「牛すじコン玉」と「砂ズリ&豚玉」を注文して、それぞれ半分ずつ食べることにしました。そして、生ビールも分け合って、ふー(^.^)。

ままかり家Ⅱ
ままかり家Ⅱ

ままかり家Ⅱ店内
店内カウンター席

牛すじコン玉
牛すじコン玉

砂ズリ&豚玉
砂ズリ&豚玉

 そのお店を出て、商店街を尾道駅方面へあてもなく歩いていると。今度は美味しそうなラーメンの写真が立て看板に。値段も手頃だったので、つられて思わず入ってしまいました。少し奥まったお店(東方記)のドアを開けると、カウンター席が4人分。4人掛けの椅子席が3。こぎれいな店でした。やっとのことで「尾道ラーメン」にありつく。表面に油の膜があって熱を逃がさないようになっていて、アツアツ。とても美味い。相当満足。

東方記
東方記

店内の様子
店内カウンター席

メニュー
メニュー

尾道ラーメン
尾道ラーメン

 尾道駅に向かう街道に出ると、踏切の向こう側に“名残の”満開の桜が。尾道城も入れてパシャリ。そして、福山行きの電車に乗って、尾道を後にしました。

名残の桜
名残のサクラと尾道城

青春18切符の旅:尾道編(その1)

平成26年4月5日(土)
 尾道で思いつくのは、『大林信彦』監督の尾道三部作です。今回の旅は、その撮影場所を巡ってみようと思い立っての再訪でした。尾道駅に降り立ったのは、桜が真っ盛りの季節で、尾道水道沿いのプロムナードや尾道の丘陵地帯にも疎らに美しく咲くさくらが旅情を醸しだしてくれるのでした。

尾道駅前
尾道駅前

尾道水道沿い桜並木
尾道水道沿いのプロムナード

 尾道三部作は、『転校生』、『時をかける少女』、『さびしんぼう』が、新三部作と言われる『ふたり』、『あした』、『あの、夏の日-とんでろ じいちゃん』があると、駅前で配ってくれたロケMAPに書いてありました。その中で、今回は実際に観たことがある映画『転校生』と『あした』に所縁(ゆかり)の場所を訪ねてみました。

 駅前から、水道沿いの遊歩道を、生憎の小雨交じりのどんよりとした空模様の中、ゆっくりと東に歩を進めて行きました。尾道と水道を挟んだ反対側に「向島」があります。ここは小さい造船所が幾つかあって、背の低い山にはミカン畑もあるという瀬戸内ではよくある雰囲気の島です。そこへ渡るには、もちろん立派な橋も架かっているのですが、渡し船(19トンの小型フェリー)を利用してというのが手早いです。渡し船も3航路ぐらいあるようですが、私どもは映画『あした』の中で、出てくる『三高汽船』の船着き場待合所のロケセット(兼吉のバス停)にほど近い港に渡れる「尾道渡船」のフェリーに乗船しました。乗船時間は5分程度であっという間の船旅。おひとり様100円。

にゅーしまなみ
フェリー「にゅーしまなみ」(尾道渡船:これで向島に渡りました。)

 船着き場を降りて振り返ると、尾道の山肌に張り付いているような、階段状の街並みが目に飛び込んできます。まるで海の上に浮かぶ島のような光景。思わずシャッターを押しました。

向島から望む尾道市街
向島から望む尾道市街(千光寺や展望台などが見えますね。)

三高汽船待合所
三高汽船「御調島船着き場」待合所(現兼吉バス停)

 白いペンキが塗られた木造の待合所の中には、映画『あした』に関する資料などが展示されていました。その中に、映画に登場する『呼子丸』の運航基準図が掲示されていました。これは、呼子丸が海上をどのような航路でどこからどこまで走るかを図面にトレースしたものです。実際に走る船にもそれはあります。運航管理規程の別表であり、通常の天候の場合に走る航路(第1基準経路)と荒天時に走る航路(第2基準経路)とが定められていることが普通です。

待合所内部2
待合所内部(乗船券販売窓口)

待合所内部
待合所内部(呼子丸の資料が展示されていました。)

運航基準図
『呼子丸』運航基準図

 呼子丸の運航基準図には、呼子丸の航路が、尾道港を出発し、因島の田熊港を経て、御調島の呼子浜港まで描かれています。因島(田熊)や生口島は実在しますが、二つの実在する島の南に描かれた『御調島』、『冥王島』は実在しない想像上の島です。ネタバレになるので、これ以上映画の内容は記述しませんが、この船は映画の中でとても大きな役割を果たします。この映画、機会があれば是非ご覧になることをお奨めします。

 ところで、呼子丸は木船のため船底が腐り沈没してしまったそうで、残念なことに今は現存しません。なので往時の写真を掲載します。現地では再度の建造を期待する声もあるようですが。(尾道編は、その2に続く)

在りし日の呼子丸
在りし日の呼子丸
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